村上春樹

書評

村上春樹『ノルウェーの森』(講談社、1987年)

高校生のときに読んで以来、実に35年振りくらいの再読でした。文庫本ではなく、赤と緑のハードカバーの本です。当時、大学生になったら、この本のような恋愛をできたらいいなという思いで読んだことを覚えています。 しかし、個々の情景や描写はほとんど覚...