坂本貴志

書評

坂本貴志『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』(講談社現代新書、2022)

良書である。官僚出身者らしく、文体もしっかりしている。著者自身のこれまでの勤務経験を踏まえて、今後に対する働き方を提言していることには、好感が持てた。前編で統計データを用いながら説明し、後編で定年退職後に働き続けている実例を挙げている。 読...