ロッキード事件

書評

石原慎太郎『天才』(幻冬舎、2018年)(文庫版)

日本の高度経済成長を主導した人物の一人、戦後政治を代表する人物の一人であることは、間違いない。大袈裟かもしれないが、ある意味で、この天才がいなかったら、今の日本はなかったであろうとさえ、思った。ロッキード事件でアメリカに嵌められたのは、中国...