スパイ

書評

佐々淳行『私を通り過ぎたスパイたち』(文藝春秋、2016)

若い頃は歴史モノにまったく興味がありませんでしたが、齢を重ねてきたことの裏返しか、最近はその歴史モノが面白いと思えるようになってきました。昭和のゾルゲ事件について詳しく知りたかったので読みました。 戦中の時代、ドイツの新聞記者を名乗りながら...