書評 ドナルド・キーン『ドナルド・キーン自伝 』(中公文庫、2011年) 日本を愛し、日本を世界に紹介してくれた功労者の自伝である。東日本大震災で日本人が心痛に沈んでいるときに、わが心は日本人とともにあるという信念のもと、米国から移住して日本国籍を取得したキーンさんが子供の頃から80歳過ぎぐらいまでの人生を語って... 2022.11.23 書評
書評 兄貴(丸尾孝俊)『大富豪アニキの教え』(ダイヤモンド社、2012年) リべ大の両学長が紹介していた本だったので、読んでみた。まさに与える人こそ、成功していることの典型例だろう。記述されている描写から、バリ島の風景を想像し、訪ねてみたいと思った。 【読んで学んだこと】 ・自分から会いに行く。これは、時間と場所を... 2022.11.19 書評
書評 北海道新聞社編『消えた四島返還』(2021年) 読んだ結論は、プーチンが日本に北方領土を返還する意思はまったくない、ということ。 返還されるチャンスだったのが、ソ連が崩壊してエリツィンが大統領のときで経済的にも国力がもっとも弱まっていた1992年頃であった。 1951年のサンフランシスコ... 2022.11.16 書評
ランニング 第42回つくばマラソン(2022) 3年ぶりに開催されたつくばマラソンに参加。手持ちのガーミンの記録とランナーズアップデートの記録に違いがあるが、ガーミン記録では3時間50分台のなんとかサブ4。10月上旬の別海町マラソンよりも走れた気はするが、記録を見る限りは五十歩百歩の相違... 2022.11.13 ランニング
書評 奥村聡『0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円』(光文社新書、2019) タイトルに引かれて購入して読んでみたものの、そんなに簡単に会社を買えるものではないだろうというのが読後感である。 大廃業時代、事業継承の担い手を表明している企業はたくさんあるだろう。しかし、特に、ずっとサラリーマン生活を送ってきたような人が... 2022.11.12 書評
書評 坂本貴志『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』(講談社現代新書、2022) 良書である。官僚出身者らしく、文体もしっかりしている。著者自身のこれまでの勤務経験を踏まえて、今後に対する働き方を提言していることには、好感が持てた。前編で統計データを用いながら説明し、後編で定年退職後に働き続けている実例を挙げている。 読... 2022.10.29 書評
書評 野崎 幸助『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社+α文庫、2016年) なかなか面白い本であった。自叙伝である。亡くなってからしばらく経つ。商魂のある人であった。コツコツやることの大切さを感じた。金融業に関する記述では、さまざまな人間のドラマが描写されており、人間とお金のことが人によってさまざまであることがよく... 2022.10.22 書評
書評 百田尚樹、有本香『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(産経新聞出版、2018年) 次は、p.249からの引用である。 「日本国憲法の草案は、GHQのわずか二十数人のメンバーが1週間程度でつくりました。憲法学者の西修先生(駒澤大学名誉教授)が、1980年代にアメリカに行って、その当時、存命だった起草者8人に話を聞いているん... 2022.10.19 書評
書評 深田萌絵『日本のIT産業が中国に盗まれている』(ワック、2019年) ネットでフォローしている著者の警世の書。日本の将来を考える人にとって、読むにふさわしい本である。 「青幇(ちんぱん)」「超限戦」「スリーパーセル」など、この本の中に登場する耳慣れない言葉は、いずれもPRCの覇権に関連したもの。 何も対策が取... 2022.10.15 書評