倉木 禄右衛門

ランニング

2023年1月21日 20キロ走

今季初めてのキロ445での20キロ走。1週間後に控えた勝田全国マラソン前の最後の追い込みである。もっと早い段階からキロ445で練習を積むべきだったかもしれない。来週のレースへの備えとして、今日のキロ445での20キロ走1回、30キロメートル...
書評

山本有三『路傍の石』(新潮社、1980)

中学校に進学できなかったので、丁稚奉公として仕えることになった伊勢屋。そこには、中学校に進むのがもっとも似つかわしくなかった同級生の秋太郎がいた。その秋太郎の宿題をすらすらと解いている当たりの描写は痛快だった。 タイトルどおり、道端にある小...
書評

エマニュエル・トッド(堀茂樹 訳)『問題は英国ではない、EUなのだ』(文藝春秋、2016年)

タイトルに即した内容なのは、第1章の「なぜ英国はEU離脱を選んだのか?」のみ。第3章の「トッドの歴史の方法」は読んでいて眠くなる内容であった。 後半章の今日の世界情勢に関する時事論集のうち、日本に関する記述は日本人として考えておくべきことで...
書評

勝間和代『お金は銀行に預けるな』(光文社新書、2007年)

既に初版発行から16年も経っているので、読んでいて古さを感じることは否めない。しかし、書いてある内容はいずれも正しいと考えられ、納得させられものである。 不動産に関する考え方について、バブル崩壊以降、日本の地価は長期低落傾向にあるため、多額...
書評

渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社、2005)

名著である。他人に自信を持ってお勧めできる本。著者は、年末に亡くなった渡辺京二さん。一時期、共産党に属したこともある方だが、その後離党している。 ここ4、5年、日本凄いねというYouTubeやテレビ番組が多いが、その原点に相当するものかもし...
ランニング

2022年のランニング

昨年を振り返ると、走行距離は2,916キロ。月平均が243キロ。300キロを超えたことはなかった。コロナに感染したり、足の故障だったりと、2021年の走行距離と比較すると500キロ近く減少した。レースにはマラソンに3回出場、ハーフはゼロだっ...
映画・テレビ・ドラマ・ラジオ

「ワルキューレ」 (2008年、米国・ドイツ合作映画)

ヒトラー暗殺計画の実行とその後に予定していた作戦計画の実行(7月20日事件)に関する1943年当時の実話の物語である。この映画を観るまで、その事実があったことも、その内容もまったく知らなかった。ヒトラーの統率に従ったままでは、ドイツ国家のた...
映画・テレビ・ドラマ・ラジオ

アーネスト・ヘミングウェイ原作「誰が為に鐘は鳴る」(1943年)

文豪アーネスト・ヘミングウェイ原作「誰が為に鐘は鳴る」の映画を観た。 内乱が起こるスペイン。ゲイリー・クーパー演じるアメリカ人の大学講師・ロバートは、フランコ将軍を中心とする右派の反乱軍が管理する山間に掛けられた鉄橋の爆破を実行する使命を受...
書評

小田周二『524人の命乞い』(文芸社、2017年)

若干の誇張感があるが、それによって読み手を引き込んでいるようにも思われた。読みながら疑問に思った箇所は以下のとおり。・墜落現場の乗員・乗客は毒ガスにより殺されたとあるが、その根拠までは示されていない。・123便の墜落は、自衛隊機がミサイルを...
書評

石原慎太郎『天才』(幻冬舎、2018年)(文庫版)

日本の高度経済成長を主導した人物の一人、戦後政治を代表する人物の一人であることは、間違いない。大袈裟かもしれないが、ある意味で、この天才がいなかったら、今の日本はなかったであろうとさえ、思った。ロッキード事件でアメリカに嵌められたのは、中国...