倉木 禄右衛門

訪問

東京湾夜景航路(税込み1,000円)

新聞広告で東海汽船が東京湾夜景航路を1,000円で乗船できるとあったので、行ってきた。横浜の大さん橋を18:10に出航、竹芝桟橋に19:45到着の約1時間半の乗船である。 大さん橋から竹芝桟橋専用の運行ではなく、大島からの帰途、横浜港に寄港...
ランニング

クリストファー・マクドゥーガル『BORN TO RUN』(NHK出版、2010年)

書評では黒星5つ満点を付けられていることの多い書籍だが、どうも私には響かなかった。なにぶんにも、原著が英語である分、意訳されているとはいえ、日本人感覚からすると、つながらない訳があったほか、意味不明と感じられる部分がままあったということも関...
書評

楊海英『独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで』(文春新書、2019年)

この本のあとに発行された石平『中国共産党 暗黒の百年』(飛鳥新社、2021年)と重複する箇所もあるが、重層的に読むことで、現在の中国を支配する中国共産党の多面的な理解につながる。 石平氏の著書がタイトルどおりに批評的に書いているのに対して、...
書評

國重惇史『住友銀行秘史』(講談社、2016年)

著者の暗躍があってこそ、イトマン事件の規模がもっと大きくならずに済んだということは確かに言えるかもしれない。最後のエピローグにある次の一文が印象に残った。「もし、銀行で頭取になりたいのならどうすればよかったのか。それは何もしないことだ。減点...
書評

近藤麻理恵『人生がときめく片付けの魔法』(サンマーク出版、2010年)

読みながら思ったことは、著者の実家は裕福であった、ということである。たくさんのモノで溢れかえるほどにモノを買えるだけのお金があったということなのだろう。お金がなければ、それほどにモノを買うことはできず、したがって、片付けが必要なほどに増えな...
書評

ラトナサリデヴィ・スカルノ『デヴィ・スカルノ回想記 栄光、無念、悔恨』(草思社、2010年)

面白かった。インドネシアという国の戦後の歴史を知りたい人にとってはとてもいい教材となる。 何かの本を読んでいるときにこの回想録のことが述べられていて、そのときにアマゾンでちらっと調べて高評価となっていたので、ずっと気になっていた本であった。...
ランニング

第70回勝田全国マラソン

勝田全国マラソンに初めて参加した。記録は3時間35分。かねてからの目標であるサブ3.5は今回も見送り。 沿道の施設エイドがとても充実している。また、声援もとても熱いと感じた。ひたちなか市民がこの大会を楽しみにしていることが伝わってくる。 コ...
ランニング

adidas ランニングシューズ CORERUNNER Mのレビュー

自分に合うシューズメーカーは、adidas。そのadidas社の中から今回の買い替えで選んだのがCORERUNNER Mである。これまでは、デュラモを履いていたが、これがもうボロボロの状態となり、買い替えた。値段は5,000円以下。 ナイキ...
書評

門田隆将『新聞という病』(産経新聞出版、2019年)

著者曰く、自らを「『毅然と生きた日本人』をテーマにノンフィクションを書いている」と表明している。門田氏執筆の本、初めてだった。 現在は、ネットで簡単に世の中のニュースを知ることができるが、私は今でも戸別配達される新聞を購読しており、気になる...
書評

ヘルマン・ヘッセ(高橋 健二 訳)『車輪の下』(新潮社、1951年)

周囲の期待を背負った少年が苦悩しながら生きるさまを描いている。読みながら情景描写をできた。著者であるヘッセ自身の自伝ともされており、名著とされているが、正直、自分には響くことはなかった。