倉木 禄右衛門

書評

桐谷広人『桐谷さんの株主優待のススメ』(祥伝社、2020.10)

YouTubeで桐谷さんの話しを聞いているうちに、桐谷さんの本をきちんと読みたいと思って購入しました。書かれてある内容自体は、YouTubeで視聴可能な講演会の内容とそんなに変わりませんが、本を読めば文字情報として認識できます。 いいなと思...
書評

青木新門『納棺夫日記 増補改訂版』(文春文庫、1996年)

部屋の片隅で積読状態になっていた本です。初版発行が1996年なので、かれこれ30年近く前の本を今になって読んでいる状態です。ちなみに、ウィキペディアによると、映画『おくりびと』の原作の位置付けにはなっていないそうです。 この本で読み応えがあ...
書評

エリック・ジョーゲンソン(櫻井祐子訳)『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』(2022年)

リベ大の両学長が動画で絶賛していた本です。ネットで無料配布しているとのことでしたので、ダウンロードして読みました。なるほど、書かれてある内容は、両学長が常日頃から言っていることと共通することが多いと感じました。例えば、次のようなことです。・...
書評

田中孝之『13歳からの地政学』(東洋経済新報社、2022年3月)

前々から人気本であることは知っていていつかは読みたいと思ってリストに入れていた本でした。買ってすぐにでも読みたいと後押しをしたのは、最近読んだ雑誌で元厚生労働省次官で冤罪を被せられた村木敦子さんがお勧めしていたからです。なぜか、Amazon...
書評

ハワード・マークス(貫井 佳子 訳)『投資で一番大切な20の教え』(日本経済新聞社、2012年)

2012年の発行以来、20刷りの人気本です。バフェットが推薦している本だからということもあるでしょう。 日本語的な別なタイトルを付けるとすれば、「株式投資の心得読本」となりましょうか。少し古臭い表現かもしれませんが、わたくし的にはこれがピッ...
書評

司馬遼太郎『燃えよ剣』(新潮社、1972年)

面白かったです。歴史モノはそんなに得意ではなかっただけに、好んで読むようなことはありませんでしたが、生きている年数が長くなってくると、次第に歴史モノにも目が向くようになったのかもしれません。 江戸幕府の終焉から明治維新までの当時の動きを流れ...
書評

杉野幹人『超・箇条書き』(ダイヤモンド社、2016年)

もう7年も前の本ですが、特にビジネスパーソン向けとしてよく読まれているようです。いかに分かりやすく、パッと見で読んで判断してもらえるようにするか、そのようなテクニック的なことが説明されています。 私が合点したことは次のとおりです。・箇条書き...
書評

ジム・コリンズ (著), 山岡洋一 (翻訳)『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』(日経BP社、1995年)

ビジネスパーソンにとって読む価値があると言われてきた本です。30年近くも前の発行物なので、ビジョナリー・カンパニーとして取り上げられる企業として今を華やぐGAFAMの登場はあるはずもありません。読後に気になったのは、GAFAMにはビジョナリ...
書評

辻村深月『傲慢と善良』(朝日文庫、2022年)

雑誌「PRESIDENT」で明治大学教授の斎藤孝先生が紹介していたので、興味が湧いて読んでみました。何とこの本、既に60万部を超えて売れているそう。Amazonで調べてみたら、「ギフトとしてよく贈られている商品1位」とあり、さもありなん。 ...
書評

柳川範之『東大教授が教える独学勉強法』(草思社文庫、2017年)

知る人ぞ知る東大教授の本です。タイトルどおり、本人が独学でやってきた勉学の要点を説明しています。リスキリングという言葉が流行っている今、リスキリングを独学でしようとする人には参考になりそうです。以下は、本文記述とそれに対する私のメモです。 ...