司馬遼太郎『燃えよ剣』(新潮社、1972年)

書評

面白かったです。歴史モノはそんなに得意ではなかっただけに、好んで読むようなことはありませんでしたが、生きている年数が長くなってくると、次第に歴史モノにも目が向くようになったのかもしれません。

江戸幕府の終焉から明治維新までの当時の動きを流れとして知ることができました。戊辰戦争がどのようなものであったのか、まさに一連の流れとして知るのに役立つ本です。

作品中に登場する「池田屋事件」などほとんど知らなかったほか、「鳥羽・伏見の戦い」にしても、どこかでその名前を聞いた覚えがあるぐらいで、正直に言えばまったく知りませんでした。

土方歳三に関係のある、日野、板橋、流山、北千住、宇都宮、函館などを訪ねてみたい気持ちになりました。

司馬遼太郎の作品を読んだのは、2、3年前に読んだ『坂の上の雲』以来、2作目でした。これだけの作品を生み出すことのできる司馬遼太郎という作家を尊敬せずにはおれません。

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