深田萌絵『日本のIT産業が中国に盗まれている』(ワック、2019年)

書評

ネットでフォローしている著者の警世の書。日本の将来を考える人にとって、読むにふさわしい本である。

「青幇(ちんぱん)」「超限戦」「スリーパーセル」など、この本の中に登場する耳慣れない言葉は、いずれもPRCの覇権に関連したもの。

何も対策が取られないままなら、IT産業に限らず、日本人自身の雇用も含めて、日本は乗っ取られてしまいそうである。

台湾と北朝鮮との間で密輸取引が行われるのは、台湾が国連非加盟だから規制の実効性をあげようがないという、言われてみれば納得の現実があることに気付いた。

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