別海町パイロットマラソンに参加してきた。4時間以内では走れたが、目標のサブ3.5はならずだった。原因は、夏場の練習でロングの練習をできなかったことに尽きるだろう。20キロまではキロ5を上回るペースで走ることができていたものの、その後ちょうど日が照ってきたこと、上り坂になったこと、脚がつらくなってきたことが相まってペースを落とすことになった。このように敗因ははっきりしているので、次回レースに向けて心を入れ替えて練習に励む。
さて、今回の別海町パイロットマラソン参加旅行について、メモがてらここに残しておくことで記録としておきたい。
土曜日に羽田空港から釧路空港に移動。初めての釧路。釧路空港から釧路駅行きバスに乗り、外の風景を眺めると、北海道感たっぷりの野原が広がる風景である。釧路駅前に着くと、JR釧路駅があり、昭和感を抱かせる建物であった。ホテルチェックイン後、荷物を置いて、翌日の別海町行きバス乗り場を下見。再度ホテルに戻り、夕食をどうするかを気にしながらホテル部屋に置いてあった宿泊案内を見ていたら、自転車の貸出を行っているという有り難いサービスのあることが判明。早速に貸出を受けて、釧路市内のサイクリングに出掛けることにした。釧路は、世界三大夕日を見ることのできる街だそう。便利な足を利用できたので、眺望スポットで有名な幣舞橋(ぬさまいばし)まで行った。日没時刻は17:02分。16:45ぐらいにはどこからともなく人が集まり始め、16:55頃には欄干にほとんど隙間なく人が並んでいる。隣にいた若い女性たちは「きれい!」を連発していた。確かに見応えのある夕日であった。
本番の日曜日。あまりよくは寝られなかったが、4時には起床。熱い風呂に入ってから着替え後、ホテルの朝食を取る。その後バス乗り場に移動。バス2台で参加者は一路、別海町に移動。10時スタートのところ、8時前には会場に到着し、余裕を持つことができた(少し早過ぎた到着かも)。
配付された大会パンフを見ていると、参加者の大半は北海道民である。自分のような首都圏からの参加者が少なからずいるのではないかと予想していたが、意外に少なかった。スタート時の気温はガーミン記録によると、15℃でまあまあ走りやすい気温であった。
10時に号砲。キロ5のペース走を維持することを心掛け、2キロ過ぎぐらいで同じペースで走っていそうな男性にぴったりついて、やや斜め後ろを並走した。5キロもしない頃から、その人がキロ5のペースから落ちてきたのでこのままではまずいと考えて、新たなキロ5で走っている女性を発見。今度はその女性に付いていくことにした。その女性、私がついてきていることに気が付いていたのかどうか、おそらく気が付いていたのだと推測するが、ストーカーのように付きまわされて本当は嫌だったかもしれない。その女性も今度は15キロぐらいまではキロ5のペースで走れていたのだが、徐々に遅くなってきたので、先ほどの男性のときと同じように、これではまずいと考えてその女性からは離れてキロ5のペースを維持することにした。自分にとっての新たなキロ5のペーサーを探すことになったが、なかなか適切な人がいない。キロ4分45秒のような人はいたが、少し速過ぎて自分が最後まではついていけそうにない。
そうこう単独走している間に20キロ付近となり、日が照ってきて上り坂、足もつらくなってきてズルズルとペースを落とさざるを得なくなっていった。走友会における夏場の練習でも20キロが限度であったため、まさにこれ以降を走れていなかった分が直接に現れた結果である。その後は、サブ3.5の目標達成は難しいと判断し、あとはキロ5分30秒ペースでゴールに向かうことにした。しかし、そのキロ5分30秒でもきつく感じるときがあり、歩かざるを得ないつらさになったこともあった。その後は、キロ6分以内、走ったり歩いたりして、ようやくフィニッシュに辿り着いた。4時間以内でゴールできた。
つづく。
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