2024-03

書評

白井聡『主権者のいない国』(講談社、2021年)

タイトルに引かれたのと、Amazonでのグローバル評価から興味が湧き、購入して読んでみた。結果はイマイチ。書き下ろしではなく、各種雑誌や地方新聞で初出のものを事後的に一冊の書籍にまとめたものとして作られているので、各章で同じ話しが複数回登場...
書評

森永卓郎『書いてはいけない-日本経済墜落の真相』(フォレスト出版、2024)

発売直後にAmazonの本の売れ筋ランキングで第1位になった作品。私は前々から、発売日を知っていたので、会社帰りに購入し、一気読みした。著者本人は、本の帯に逮捕されるかもしれないと書いているが、逮捕容疑は刑法の内乱罪あたりになるだろうか。 ...
書評

峯村健司『台湾有事と日本の危機 習近平の「新型統一戦争」シナリオ』(PHP研究所、2024.2)

発売日当日に購入した本。今の日本で最も中国通の一人で気鋭な峯村氏による生々しい読ませものであった。中国の台湾侵攻は、今まさにそこにある危機である。日本のことを真剣に考える議員なら、国会議員だけでなく、地方議会議員も含めて、必読の書と言っても...