2022-12

映画・テレビ・ドラマ・ラジオ

「ワルキューレ」 (2008年、米国・ドイツ合作映画)

ヒトラー暗殺計画の実行とその後に予定していた作戦計画の実行(7月20日事件)に関する1943年当時の実話の物語である。この映画を観るまで、その事実があったことも、その内容もまったく知らなかった。ヒトラーの統率に従ったままでは、ドイツ国家のた...
映画・テレビ・ドラマ・ラジオ

アーネスト・ヘミングウェイ原作「誰が為に鐘は鳴る」(1943年)

文豪アーネスト・ヘミングウェイ原作「誰が為に鐘は鳴る」の映画を観た。 内乱が起こるスペイン。ゲイリー・クーパー演じるアメリカ人の大学講師・ロバートは、フランコ将軍を中心とする右派の反乱軍が管理する山間に掛けられた鉄橋の爆破を実行する使命を受...
書評

小田周二『524人の命乞い』(文芸社、2017年)

若干の誇張感があるが、それによって読み手を引き込んでいるようにも思われた。読みながら疑問に思った箇所は以下のとおり。・墜落現場の乗員・乗客は毒ガスにより殺されたとあるが、その根拠までは示されていない。・123便の墜落は、自衛隊機がミサイルを...
書評

石原慎太郎『天才』(幻冬舎、2018年)(文庫版)

日本の高度経済成長を主導した人物の一人、戦後政治を代表する人物の一人であることは、間違いない。大袈裟かもしれないが、ある意味で、この天才がいなかったら、今の日本はなかったであろうとさえ、思った。ロッキード事件でアメリカに嵌められたのは、中国...
書評

堤未果『株式会社アメリカの日本解体計画』(経営科学出版、2021年)

著者が野村証券の社員として米国で働いていたときに、その生活体験を踏まえて書いた、実直な感想の話しである。 読後感は、アメリカの資本家がいかに強欲か、ということである。日本で暮らしていると、普段の生活は当たり前に感じるものであるが、著者の米国...
書評

手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』(小学館、2021年)

日本の安全保障を裏方から支える役人たちの物語である。 ロシアによるウクライナへの侵攻が起こっている中で読んだだけに、ウクライナの話しが登場する箇所については、新聞で読んだ地名がそのまま表れていた。ウクライナ西方の都市、リヴィウが、オーストリ...
書評

安藤広大『リーダーの仮面』(ダイヤモンド社、2020年)

内容はスラスラ読めたが、私の思考には合わなかった。帯カバーに「圧倒的共感で10万部突破‼」とあるが、私自身はとても共感とまでは至らなかった。 「誰が何をいつまでにやるかを明確にする」や「人は経験とともしか変わらない」などの記述は確かに同意す...
ランニング

2022年12月11日 30キロ走

2週続けて、キロ5での30キロ走。先週に引き続き、今日も攣り防止用のコムレケアは服用せずに走ったが、攣ることなく完走できた。汗は少しだけ出たが、決して大量ではなかった。腕やシャツに塩跡ができることもなかった。気温が影響していることは間違いな...
書評

森博嗣『お金の減らし方』(SB新書、2020年)

リべ大の両学長が紹介していた本。読後感の第一は、この著者のような性質の人は、決して多くはないであろうということ。珍しい方であり、不思議な方である。理系の学者にして文系小説家、印税で20億円を超える収入があるといい、お金を欲しいと思うことなく...
書評

ヘンリー・S・ストークス『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社、2013)

私の読書日記から。10年前に発行された本である。著者自身は今年4月に亡くなっている。その息子、ハリー杉山はNHKのランスマでレギュラー出演し、サブスリーを目指して活躍中である。 この本は、タイトルだけからは直接に想像できない、三島由紀夫や橋...