書評 坂本貴志『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』(講談社現代新書、2022) 良書である。官僚出身者らしく、文体もしっかりしている。著者自身のこれまでの勤務経験を踏まえて、今後に対する働き方を提言していることには、好感が持てた。前編で統計データを用いながら説明し、後編で定年退職後に働き続けている実例を挙げている。 読... 2022.10.29 書評
書評 野崎 幸助『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社+α文庫、2016年) なかなか面白い本であった。自叙伝である。亡くなってからしばらく経つ。商魂のある人であった。コツコツやることの大切さを感じた。金融業に関する記述では、さまざまな人間のドラマが描写されており、人間とお金のことが人によってさまざまであることがよく... 2022.10.22 書評
書評 百田尚樹、有本香『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(産経新聞出版、2018年) 次は、p.249からの引用である。 「日本国憲法の草案は、GHQのわずか二十数人のメンバーが1週間程度でつくりました。憲法学者の西修先生(駒澤大学名誉教授)が、1980年代にアメリカに行って、その当時、存命だった起草者8人に話を聞いているん... 2022.10.19 書評
書評 深田萌絵『日本のIT産業が中国に盗まれている』(ワック、2019年) ネットでフォローしている著者の警世の書。日本の将来を考える人にとって、読むにふさわしい本である。 「青幇(ちんぱん)」「超限戦」「スリーパーセル」など、この本の中に登場する耳慣れない言葉は、いずれもPRCの覇権に関連したもの。 何も対策が取... 2022.10.15 書評
ランニング 別海町パイロットマラソン参加(その1) 別海町パイロットマラソンに参加してきた。4時間以内では走れたが、目標のサブ3.5はならずだった。原因は、夏場の練習でロングの練習をできなかったことに尽きるだろう。20キロまではキロ5を上回るペースで走ることができていたものの、その後ちょうど... 2022.10.08 ランニング