書評 会田雄次『アーロン収容所』(中央公論新社、改版2018年) イギリス人について、伝統と格式を有し、近代世界に対して支配権を確立してきた国の国民であるとして、敬意を払うべき対象であると、漠然とまた無信奉に思ってきたが、こうした考えを覆させる本であった。イギリス人女兵士が捕虜となった日本人を人間ではなく... 2022.06.29 書評