書評 会田雄次『アーロン収容所』(中央公論新社、改版2018年) イギリス人について、伝統と格式を有し、近代世界に対して支配権を確立してきた国の国民であるとして、敬意を払うべき対象であると、漠然とまた無信奉に思ってきたが、こうした考えを覆させる本であった。イギリス人女兵士が捕虜となった日本人を人間ではなく... 2022.06.29 書評
書評 宮部みゆき『荒神』(新潮文庫、2017年) 登場人物が多かったり、また同一人物について複数の名前があったりするため、読み進みにくかった。「ソロモンの偽証」を書いたのと同じ人とは思えないぐらいだった。 「つちのみかど」は、上橋菜穂子のファンタジー小説、守り人シリーズを読みながら想像した... 2022.06.26 書評
ランニング 2022年6月25日 インタバル走 1週間に一度のインタバル走。ガーミンによると、走っていた朝7時台で既に気温は32℃。通常は、800mを7本とするが、6本目を走り出したところで、今日はもうこの暑さの中で無理と諦めてその後はジョグとした。日の出前に走っておけばよかった。 2022.06.25 ランニング
書評 関岡英之『拒否できない日本』(文春新書、2004年) 約20年も前の本である。読むことにしたきっかけは、堤未果『株式会社アメリカの日本解体計画』を読み、日本のビジネス関係の法律改正に、米国からの「年次改革要望書」による要望が色濃く反映されてきた歴史があることを知ったからである。年次改革要望書自... 2022.06.23 書評
書評 石井妙子『女帝 小池百合子』(文藝春秋、2020) 小池百合子という人間の生き方を知ることができた。 有権者が政治家に求める基本的期待の一つに、その人が世の為、人の為という利他心に基づいて働いてくれるかどうかがあるのは間違いない。そんな世人の期待を欺き、この人は常に自分が一番でありたいという... 2022.06.19 書評
ランニング 2022年6月18日 30キロ走 走友会で30キロ走。とても蒸し暑い中、キロ5分30秒ペースで完走した。 汗を吹き出しながら走っていたためか、22キロ過ぎあたりから、足裏がピリピリし出してきて、明らかに攣る前兆である。ペースを上げることなく、よりいっそう維持することに務めな... 2022.06.18 ランニング
投資 2022年6月17日 米国株投資 自動設定ではない、自主的な米国株ドルコスト投資。3つの配当銘柄と1つの期待株。全部で132ドル、1ドル130円として、17,160円分の投資。 AT&Tは、4月にスピンオフしてから株価は下がって注意喚起銘柄となっているが、今後も配当期待を持... 2022.06.17 投資
書評 壺井栄『二十四の瞳』(岩波文庫、2018) 古いものであるが、小学校の先生を目指す女性にお勧めの本である。戦前、戦中における地方ののどかな情景を想起させる、いい物語だ。 自分も小学校3年生のとき、大卒したばかりの新任女性先生が担任となった。級友と連れ立って、その先生の家に行ったことを... 2022.06.15 書評
書評 百田尚樹『今こそ、韓国に謝ろう そして、「さらば」と言おう』(飛鳥新社、2019年) 韓国の文化、社会、流行、グルメなどを一纏めにして称される「Kカルチャー」が一部の若い女性の間で人気である。実際に、わが家の娘もこの1年ぐらいの間に、YouTubeで自ら学んだというハングル文字で、自分の名前を書いたものを見せてきて、驚いたこ... 2022.06.12 書評
書評 高田純『21世紀 人類は核を制す─核放射線の光と影を追い続けた物理学者の論文集─生命論、文明論、防護論』(医療科学社、2013年) 専門部分が多くて飛ばし読みした箇所もある。 中国と北朝鮮が核爆弾により日本を標的に捉えることができる今、その脅威から日本がどのように国防を再構築すべきかを説いた箇所はよかった。チェルノブイリの事故に比べれば、福島原発の事故はあまり大したこと... 2022.06.11 書評