書評 天童荒太『永遠の仔』(幻冬舎文庫、2004年) 20年近く前の本。文庫本化されて書店で大々的に売り出されているのを衝動買いし、部屋に積ん読書状態になっていた当時のベストセラー書です。暗くて重い小説と言ったら著者には失礼かもしれません。「たったひとつの罪が、人々のあいだを行き交ううちに、取... 2022.05.15 書評