出版社を通すと本当に自分が言いたいことを書けないので、出版社を通さないことにしたとのこと。威勢のいい話しを読めるかと期待度は高かったのですが、あまりそうでもなかったかな。仕事柄、むしろ、誤字や脱字の方が気になってしまいました。
でも、花子さんがYouTubeで話していることを受動的に視聴するのではなく、文字化された文章を能動的に認識することは自分で考えながら読むことでもあり、買って読んだ意味はある。だから、例えば、第1章を読みながら、次のようなことを思いました。
・日本が金利を引き上げづらいのは、長いデフレ、低成長、高齢化があったからとの説明。これを読んで思ったのは、高齢社会で人口減少が続けば、経済拡大は難しいのでインフレは起きにくく、したがって金利を引き上げる誘因は働きにくくなる、ということ。すると、国際通貨の中で相対的に低金利の通貨となり、長期的には円安方向となる、ということ。
・アメリカは人口拡大が続いているので、金利メカニズムが働きやすく、インフレなら金利引き上げ、デフレなら金利引き下げを機動的に実行可能。
一番最後の次の言葉はいいですね。
「世界で戦える日本人が増えますように」
<メモ事項>
・投資信託と個別株式に投資する際の比率は7:3が目安。
・NYSE上場のインフォシス社は、イギリスのスナク首相の夫人の親が創業者。
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