野崎 幸助『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社+α文庫、2016年)

書評

なかなか面白い本であった。自叙伝である。亡くなってからしばらく経つ。商魂のある人であった。コツコツやることの大切さを感じた。金融業に関する記述では、さまざまな人間のドラマが描写されており、人間とお金のことが人によってさまざまであることがよく分かった。以下、メモ事項。
・若さと馬鹿さは1文字違い。
・避妊具の訪問販売を閃いたというのは天才的な商才である。
・「罵詈雑言を浴びてもそれを心に留めない感覚を持つことができるようになりました。断られたら次の家に行けばいいじゃないかと考えれば気が楽になります。固執して頑張って説得しなくても、他に訪問する家は多数あると思えば楽なのです。」。この心の持ちようは、他のことにも通じる。

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