前々から人気本であることは知っていていつかは読みたいと思ってリストに入れていた本でした。買ってすぐにでも読みたいと後押しをしたのは、最近読んだ雑誌で元厚生労働省次官で冤罪を被せられた村木敦子さんがお勧めしていたからです。なぜか、Amazonのカテゴリー分類で「日米安全保障」に区分されていました。読了日現在、そのカテゴリーで堂々の第一位です。
タイトルどおり、13歳にも理解できるように、とても分かりやすく書かれています。著者の言いたいことの一つには、世界の国々で置かれた個々の地理的状況に応じて、物事への見方は異なる、ということがあります。その例の一つが地球温暖化です。これは多くの国々にとって憂うべきものですが、極寒の地を有するロシアにとってはむしろ好ましいこと、ということが説明されています。
第5章「5日目」のタイトル「絶対に豊かにならない国々」は、とても興味を引くタイトルです。それら国々を産み出した遠因には、18世紀後半から19世紀前半にかけての欧州の国々の植民地化があるのではないかと思います。
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