そろそろ視野に入ってきたので、読んでみました。文字どおり、準備を始めなければと思うようになりました。
この本の中に書かれているように、かつての就職活動と言えば、特に新卒の段階では、大学時代の尊敬する先輩の就職先に惹かれてとか、先輩から誘われて就職(就社)するなどのパターンが多かったです。しかし、今の就活学生は、自分のやりたい仕事をやりなさいと言われていることが一般的になっています。もちろん、確かにそのとおり、本人の希望が最優先ではありますが、本当に自分のやりたい仕事の希望を持っている学生は、どれほどいるでしょうか。就活している学生自身は、人気企業だからとか、上場企業だからとか、などの基準に拠って選ぶことの方が多いのが現実だと思います。
第二の人生の定年後再就職では、知人や友人からどれぐらい、自分に対して声を掛けられるようにするかが大事であることが書かれています。これはまさにそのとおりだと思います。
以下は大事だと思ったメモ事項
p.9「退職当初は、ほとんどの人が会社生活から解き放たれた喜びを語る。(中略)人によって違うが、その日常から説き離れた気分も、2か月もすれば徐々に収まり現実に引き戻される。(中略)ハローワークなどで仕事を探し始めても、自分の今までの経験を生かした仕事はほとんどなく、興味のある会社に履歴書を送っても面接にもたどり着けない。『そこで気分的に落ち込むのが典型的な流れだ』と語る定年退職者もいる。」
p.10「『定年後』は「50歳から始まっている」というのが、取材を重ねてきた私の実感である」
p.201「②発信系の姿勢が大事 これは、言い換えると自分の課題意識をはっきり表に出すことである。優秀で力量もあるのに、インプットが中心で発信系になっていないビジネスパーソンは多い。(中略)自分なりの「面白いもの」を見つけて、稚拙であっても情報発信する。そうすれば自然と出会える人も増えていく。」
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