今井翔太『生成AIで世界はこう変わる』(SB新書、2024.1)

書評

Amazonで検索して、最も人気のあった本。生成AIについてよく知ることができた。

ChatGPTの登場は2022年11月。画像生成AIの「Stable Diffusion」がStability AI社から、また同じく画像生成AIの「Midjourney」がMidjourney社から登場したのは2022年の中盤。2022年は生成AIの誕生年だったといえる。

OpenAI社らが発表した論文のタイトルに使った“GPTs are GPTs”は、”Generative Pre-trained Transformers” are “General-Purpose Technologies.”の意味であることを初めて知った。訳すと、「事前学習済み文章生成型トランスフォーマー(GPT)は、汎用技術(GPT)である」という意味だそう。後段のGPTは、総務省の説明によると、広い範囲で多様な用途に使用され得る基幹的な技術である汎用技術(GPT:General Purpose Technology)を指すとのこと。

この本を読んでいる途中で、直前に読んでいた「サピエンス全史」の話しが登場し、タイムリーだった。「サピエンス全史」自体は、重厚で読み応えのある本だが、30歳ぐらいの今井氏が既に読んでいたとは、さすが東大の研究員と思った。

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