乃南アサ『結婚詐欺師』(新潮文庫、2004年)

書評

結婚詐欺という言葉自体は見聞きしたことがあっても、具体的なことまでは知らなかった。この詐欺に遭ったことを悲嘆して自殺までする人が確かに存在し得る状況は、社会的損失の一つである。

自分自身には縁遠い世界の話しだった、これから結婚する予定のある人、または将来結婚するであろう娘を持つ親にとって、結婚詐欺の現実を知る意味で一読の価値がある。

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