ブックオフで見つけた本です。タイトルに引かれて、目次を見て購入しました。読了後にアマゾンで調べたら、ベストセラー第1位になっていてちょっと驚きました。「うまくいっている人の考え方」を100個に集約して、それぞれについて2ページ程度で平易な言葉で説明しているのでとても読みやすいです。人間関係の悩みの一助になります。100個中、私が特にメモしておきたいと思ったのは以下のとおりです。
No.14「自分のしたいことをする:他人の意見を優先すればするほど、自分の生き方を選ぶ自由を失う。」
これは特に子供と親の関係で言えるかもしれません。「自分のしたいことをする」については、特に人生50歳を過ぎれば、より許容されてもよいと思います。
No.16「他人の思いどおりにはならない:自分のしたいことをするのがいちばん大切だ。」
これは、No.14とほぼ同じです。
No.17「夢を実現するために行動する:ほしいものがあるなら、それを手に入れるだけのことをする必要がある。」
これは当たり前なのですが、なかなかできていない人が多いことの裏返しだと思います。リべ大の学長もよく言っている「行動が必要」ということだと思います。
No.25「無理をして人から好かれようとしない:人に好かれるために無理に自分を変える必要はない。」
よくよく考えれば、これもごくごく自然な考え方かと。
No.28「まず、自分をほめる:自分で自分を高く評価するのがいちばんだ。」
言い換えれば、これは自己肯定感を高められるようにすることですね。
No.33「他人を変えようとしない:よほど深刻な問題でない限り、自分の身の回りで発生する問題は、自分の態度を変えるだけで解決する。」
他人を変えることはできないので、自分を変えることにより、相手から自分に対する相手の反応を変えることはできるとも思います。
No.42「他人に対する悪い感情はさらりと忘れる:他人に悪い感情を抱くことは、他人以上に自分を害する。」
恨みやつらみはさっさと忘れなさいということですが、これができないのが人間の感情です。許せないと考える人間は、正直、私にも複数います。しかし、著者によると、「自分に不利益をこうむらせた相手を許さないという態度から生まれるすさまじいマイナスのエネルギーは、心と体に悪い影響を及ぼすのだ。さらに悪いことに、過去の不幸な出来事に固執することで、さらに多くの不快な経験を引き寄せてしまう。(中略)忘れず許さずという態度を貫いていると、あなたは強さと柔軟性を失い、無力感にさいなまれ、自分で人生を積極的に切り開くどころか、被害者意識に取り憑かれることになってしまう。」考え方を変えるヒントを与えられた気がします。
No.43「問題の原因は自分にあることを認める:自分の問題を解決するのにいちばん適している人物は自分自身だ。」
これは、リべ大の両学長が言っている「原因自分論」そのものですね。
No.54「非現実的な期待を持たない:適切な行動を起こして最後までやり遂げれば、望んでいた結果を手に入れることができる。」
これも、リべ大の両学長がよく言っていることですね。「人生を改善したいなら、常に行動を起こし、努力してそれを最後までやり遂げなければならないのだ。」
No.63「人との出会いを楽しむ:自分のことばかり考えなければ、愉快な人と楽しいひとときを過ごすことができる。」
これはおっしゃるとおりです。人との出会いを楽しむならば、自分のことばかりを言っていてはダメ、ということですね。
No.75「長期的な目標を立てる:長期的な目標を持ち、それを達成することで、人間的に成長できる。」
これは大事なことであると分かっていても、まだできていません。真面目に考えていかなければと思っています。
No.88「人生は不公平だと考えない:「人生は不公平だ」とぼやいている時間があったら、自分にできることをして、よりよい未来を切り開く。」
世の中は「不平等と不合理で満ちあふれているのが現実なの」だから、自分たちの「人生は公平であるべきだという非現実的な信念を抱」くのはやめることだと説いています。「不公平だと考えると、自分を被害者と思い込んでしま」うのでやめようと言っています。「不平等についていくら考えたところで、あなた自身がポジティブな変化を起こさない限り、何も改善されない。」と説いています。おっしゃるとおりとしか言えません。
コメント