原作に基づく映像が日本でもテレビ放映されたことがあるようなので、この作品を知っている人もいるだろう。
株式投資に失敗すればそのままあきらめる人も多い中、本作品では相互に知らない医者、貴族、画廊、大学教授の4人が結託して被害にあった金額を、一方でぼろ儲けしている黒幕から取り返そうという話しである。
伏線がどこにあるのか、じっくり読み進めながらも、まさかそのような展開になるとは予想できなかったと実感できたとき、この種の小説を読んでいて面白いと感じる瞬間である。
作者のジェフリー・アーチャー、処女作にしてこれだけの長編小説を書き、その後も続々とベストセラーを出していることを初めて知った。
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