保険会社のアフラックと契約していた学資保険の支払が最近ありました。返戻率と年利回りを計算してみます。
・払込保険料総額:3,380,832円
・支払われる学資年金:3,600,770円
・差額:219,938円のプラス
・期間:13年
・返戻率:3,600,770円÷3,380,832円×100=106.5%
・年利回り:(3,600,770円-3,380,832円)÷3,380,832円÷13年×100=0.5%
0.5%という低い利回りに愕然としました。13年前は今ほど投資や運用に関する知識がありませんでしたので、自然と学資年金商品を選択したのですが、今にして思えば、米国ETFなどに月々投資してきていた方が断然に益は出ていたことになります。ETF投資だと、学資保険にある死亡保障が付きませんが、この死亡保障はそれほど重要ではなかったかもしれません。
学資年金の保険料払込を開始したのが2010年8月なので、リーマンショック後で株価が全般的に低かった時期です。このときに例えば、SPDR S&P500 ETFに月々定額の積立をしていけば、倍以上のリターンになっていたであろうことは想像に難くありません。SPDR S&P500 ETFの設定来の上昇率は516.24%です(2023年9月1日現在)。
アフラックの学資年金は、契約当時の「週刊ダイヤモンド」で、プロが入りたい学資保険の第1位になっていた商品でした。返戻率が100%を割り込む会社の商品もあった中で、返戻率が100%を超えて高い会社として有名でした。
投資運用に関する知識がついてきたためか、今になって、なぜこのような学資年金を選んだのだろうかと自問してしまいます。投資運用の世界は、つくづく知識がモノをいうと実感しています。
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